読めなかった本を読む方法|発達障害とKindle活用

タブレット読書 障害支援ツール

「読めなかった本」を読むために。Kindleの音声読み上げで取り戻した読書体験

子どものころ、本を読むのが本当に苦手でした。

みんなが楽しそうに読んでいた「かいけつゾロリ」や「ズッコケ三人組」。
ぼくにとっては、そのどちらも「読みたいけど読めない」もどかしい本でした。

文字を目で追っても内容が入ってこない。
読むのが遅いことにコンプレックスを感じて、「読書=自分には向いていないもの」ってずっと思ってました。

でも大人になって発達障害の診断を受け、自分の読みづらさにも理由があるとわかってから、少し気が楽になりました。
そしてある日、「昔読めなかった本を、今ならどうにか読めるかもしれない」と思って手に取ったのが――

自力で読めた「かいけつゾロリ」

最初に挑戦したのは、かつて読めなかった「かいけつゾロリ」。
子ども向けとはいえ、ぼくにとっては「自力で1冊読めた!」という人生初の成功体験でした。

絵が多く、テンポもよくて、難しい漢字にはふりがなもある。
何より「読み終えた」っていう実感が、自信につながりました。

音声読み上げで読破した「ズッコケ三人組」

その次に挑戦したのが「ズッコケ三人組」シリーズ。
でもこれはボリュームも多くて、途中で集中が切れてしまう。やっぱり自力ではキツいかな…と思ったそのとき、
Kindleの音声読み上げ機能に出会ったんです。

これが、ぼくにとっては革命的でした。

音で内容を追いながら、文字も一緒に目でなぞる。
この「見る+聞く」の組み合わせが、自分にはすごく合っていて、気づけばシリーズ全巻読破していました。

自分があんなに苦手だった「ズッコケ三人組」を、ちゃんと読めた。
それだけで、子どもの頃の「読めなかった悔しさ」が少し癒えた気がしました。

Kindleの音声読み上げは、障害支援ツールとして超おすすめ

Kindleの音声読み上げ機能って、実はスマホやタブレットがあれば誰でも使えるんです。
しかもナチュラルな音声で読み上げてくれるので、違和感も少ない。

発達障害や学習障害がある人にとって、
「読むことを諦めないためのツール」として、本当に心強い存在だと思います。

特におすすめの端末は、Amazon FireタブレットiPhoneです。
この2つは音声読み上げ機能との相性がよく、読み上げの操作もスムーズ。Fireは値段も安くて手に取りやすいです。

逆に、Android端末はおすすめしません
機種によっては読み上げがうまくいかなかったり、操作がややこしかったりして、正直ストレスがたまりました。
ぼく自身もAndroidで何度か試してうまくいかず、iPhoneに変えてから一気に快適になりました。

たとえば:

  • 文字を読むのが遅い
  • 読書で集中が続かない
  • 内容が頭に入ってこない

そんな悩みがある人には、ぜひ一度試してみてほしいです。

「読めなかった本」に再挑戦してよかった

子どもの頃のぼくに言ってあげたいです。
「今は読めなくても、ゆっくりでいいから、また挑戦できるよ」って。

自分のペースで、本と向き合えるようになったのは、Kindleや読み上げ機能のおかげです。
道具に頼るのは恥ずかしいことじゃないし、むしろ「自分に合ったやり方を選べる力」って大事なことだと思います。

もし、昔読めなかった本がある人がいたら。
そして今も読書に苦手意識があるなら。
一度、絵本や読み上げ機能を使ってみてください。ゆっくりでも、読書はまた楽しめるようになります。

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